1. 解約する契約と希望日を特定する
請求書と契約書面から、回線、プロバイダ、電話、テレビ、ルーター、セキュリティ等の契約先を分けます。「光回線を解約」と一社へ連絡しても、別契約のプロバイダやオプションまで自動終了するとは限りません。契約者本人、利用住所、契約ID、連絡先をそろえます。
希望するのが、完全解約、事業者変更、転居、名義変更、一時中断のどれかも明確にします。インターネットを止める日、課金を止めたい日、退去日、撤去可能日を同じ日と考えないでください。事業者が指定できる解約日や申込期限を確認し、受付番号と確定日を記録します。
- 解約するサービスと残すサービス
- 契約先ごとの契約ID・契約者名
- 利用停止希望日、退去日、撤去可能日
- 解約申込期限と正式な受付窓口
2. 終了時費用を項目別に確認する
契約解除料は、契約開始・更新日、定期契約の有無、プラン、解約時期で異なります。さらに、開通工事費の分割残額、解約月の月額・日割り、事務手数料、撤去工事、レンタル機器未返却、オプションの残債があり得ます。解除料が0円でも、終了時の支払い全体が0円とは限りません。
工事費相当の月額割引を受けていても、解約後の割引が続かず、工事費残額を一括請求される場合があります。NTT西日本やソフトバンクも公式解約案内で分割工事費残額の支払いを案内しています。自分の会員ページと契約書面で、解約希望日時点の金額を確認します。
3. 電話番号・メール・セット割を先に処理する
ひかり電話の番号を他サービスで使い続けたい場合は、番号の取得経路や変更先によって手続きが異なります。2025年1月開始の双方向番号ポータビリティで、参加事業者が払い出した0AB-J番号やひかり電話専用番号帯も対象事業者間では継続できる範囲が広がりましたが、一部地域・サービスには制約があり、付加サービス等は引き継がれません。変更先へ番号継続の可否と工事順序を確認し、移行完了前に旧回線を解約しません。FAX、警報機、見守り機器、テレビ等も回線停止で使えなくなる可能性があります。
プロバイダのメール、保存データ、セキュリティ、会員特典は、解約と同時に終了する場合があります。携帯とのセット割やまとめ請求も対象外になる可能性があるため、家族回線を含めた変更日を確認します。メールアドレスを各種アカウントの復旧先にしている場合は、先に変更してください。
- 固定電話番号の継続手続きと完了予定日
- FAX・警報・見守り・テレビへの影響
- プロバイダメールと保存データの終了日
- 携帯等のセット割が外れる請求月
4. 撤去・原状回復を管理会社と事業者へ確認する
回線の契約を止めても、引込線や光コンセントが自動的に撤去されるとは限りません。NTT西日本の公式案内では、撤去訪問が必要な場合と、訪問不要で機器返却だけの場合があります。事業者によって撤去費、立会い、実施範囲が異なるため、解約窓口へ住所と設備を伝えて確認します。
賃貸では管理会社・貸主に、設備を残置できるか、撤去・原状回復が必要かを確認します。撤去が必要なら鍵返却前に日程を確保し、共用部開錠と立会者を手配します。事業者が撤去不要と判断しても、賃貸借契約上の原状回復とは別問題なので、双方の回答を記録します。
5. レンタル機器を提供元ごとに返却する
ONU、ホームゲートウェイ、ルーター、無線LANカード、電話・テレビ機器を並べ、NTT東西、光回線事業者、プロバイダのどこから借りたかを確認します。似た機器でも返送先が異なる場合があります。電源アダプターやスタンドなど付属品も返却対象か確認します。
返却キットの到着予定、返却期限、配送方法、送料負担を確認し、指定外の住所へ送らないでください。機器の製造番号、梱包前の写真、配送追跡番号、受領確認を保存します。建物備付けの装置や光コンセントを自己判断で外したり、レンタル機器を廃棄したりしません。
- 機器名・型番・製造番号・提供元
- 電源アダプター等の付属品
- 返却先、期限、指定配送方法
- 追跡番号と返却完了の確認
6. 初期契約解除と通常解約を混同しない
対象となる光回線では、契約書面を受領した日を初日とする8日間が経過するまで、事業者の合意なく解除できる初期契約解除制度があります。ただし対象サービス・契約者に条件があり、利用料、一定の工事費、事務手数料等は支払いが必要です。端末や付随契約が同時にすべて解除されるとも限りません。
通常解約、初期契約解除、電話勧誘販売のクーリング・オフ等は根拠と範囲が異なります。契約書面の解除案内を読み、期限内に指定された方法で契約先へ通知します。期限や請求に疑問があっても、自己判断で支払いを止めず、事業者と消費生活センター等へ早めに相談してください。
7. 最終請求と解約完了を確認する
解約申込後は、回線停止、撤去、機器返却、各オプション終了の完了を個別に確認します。最終請求で、月額、解除料、工事費残額、撤去・未返却費用を事前確認と照合します。請求が後月になる項目もあるため、会員ページが見られるうちに明細を保存します。
この記事の公式情報は2026年7月14日に確認しています。料金や撤去条件は申込日・契約内容・設備で変わります。相違があれば受付番号、契約書面、返却追跡、写真、請求明細をそろえて事業者へ確認します。説明のない契約や解約拒否などのトラブルは、消費者ホットライン188等へ相談します。