1. 現在の契約と機器を一枚に棚卸しする

引越しが決まったら、請求明細と契約書面から、回線、プロバイダー、ホームルーター、固定電話、テレビ、ルーターレンタル、セキュリティ等を一覧にします。光コラボレーションでは一社に見えても、別会社のオプションや機器が含まれることがあります。契約ID、名義、設置住所、支払方法、問い合わせ先をサービスごとに確認します。

機器はONU、ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーター、電源、ケーブル、SIM、テレビ機器などを撮影し、所有物か貸与品かを分けます。貸与元が異なれば返却先も異なる場合があります。『引越し手続』で自動的にすべての住所や会員情報が変わるとは限らないため、対象範囲を窓口へ確認します。

  • 正式なサービス名、契約ID、名義、現在住所
  • 回線・プロバイダー・電話・テレビ・オプション
  • 貸与品と購入品の型番・製造番号・付属品
  • 契約更新、工事費残債、端末残債、割引

2. 新住所の提供可否と建物条件を先に確認する

郵便番号だけでなく、番地、建物名、部屋番号、戸建て・集合住宅を使って提供可否を確認します。現在と同じサービスでも、地域、建物設備、配線方式により使えない、プラン・最大速度・プロバイダーの変更が必要になる場合があります。ドコモ光の移転案内も、移転先の設備状況によって工事期間や費用、利用可能なプランが異なると案内しています。

賃貸では、光回線の引込み、穴あけ、ビス留め、共用部作業、撤去について貸主・管理会社の承諾を確認します。『インターネット対応』『無料』の表示だけで、希望する個別回線を導入できるとは限りません。新居の管理会社と通信事業者の双方へ、住戸までの配線、工事立会い、鍵の引渡し後に可能な作業を確認します。

3. 移転か解約・新規かを費用と停止期間で比べる

同じ契約を移転する方法と、旧契約を解約して新居で新規契約する方法があります。移転では契約期間やオプションを引き継ぐ場合がありますが、移転工事費やプラン変更が生じることがあります。解約・新規では契約解除料、工事費残債、機器返却、新規工事費を確認します。キャンペーンの額だけでなく二つの契約の重複期間を含めます。

KDDIはauひかりの移転に一か月程度かかる場合、SoftBank光は引越しの一〜二か月前の申込みを案内しています。実際の期間は設備と繁忙期で変わります。退去日に合わせて旧回線を先に止めると、新居工事が延期した際に通信できないため、新居の工事確定日と代替手段を確認して停止日を決めます。

  • 移転:移転工事、契約期間、番号・オプションの継続
  • 解約・新規:解除料、残債、返却、新規費用
  • 共通:旧新回線の重複料金と不通期間
  • 携帯回線、短期レンタル等の代替費用

4. 工事日・退去日・入居日を一つの予定表にする

新居住所、入居日、鍵の受取日、旧居退去日、工事可能日、立会人を通信事業者へ伝えます。光回線では旧居と新居の双方で工事が必要になる場合があります。工事前に届く契約書面、機器、SMSを確認し、工事会社を名乗る連絡の日時と内容を公式窓口の履歴で照合します。

工事当日は、作業場所、配線経路、光コンセント、機器設置、復旧範囲を確認します。貸主承諾の範囲を超える作業が必要と判明したら、その場で無理に進めず管理会社と事業者へ確認します。工事ができなかった場合の再予約、費用、申込みの扱いも記録します。

5. 旧居の停止・撤去と機器返却を完了する

旧居では、停止日、撤去工事の要否、原状回復、貸与機器の返却を確認します。KDDIは、移転元の一部機器を返却伝票で返す案内を掲載しています。光コンセントや引込線を残すか撤去するかはサービス、建物、貸主との条件で異なるため、自分でケーブルを切断・撤去しないでください。

返却物は型番と製造番号を照合し、電源やケーブルも含めて撮影します。指定の梱包・配送方法を使い、追跡番号と事業者の受領確認を保存します。返却先を旧住所の郵便受けへ送られる場合に備え、転送届だけに頼らず送付先を確認します。撤去工事費、未返却損害金、最終月の日割りも契約書面で確認します。

  • 旧居の停止日と撤去工事の日時
  • 残置・撤去についての貸主確認
  • 返却する本体・電源・ケーブル・SIMの一覧
  • 追跡番号、受領日、最終請求の確認

6. ホームルーターは設置場所住所を別に変更する

ホームルーターは工事不要でも、電源を新居へ移すだけで手続が終わるとは限りません。ドコモは契約者住所の変更とは別にhome 5Gの設置場所住所変更が必要と案内しています。SoftBank Airも設置場所変更前の手続を求め、未手続で登録住所以外の利用を確認した場合は停止する旨を案内しています。

新住所が提供エリアでも、旧居と同じ電波状況や速度は保証されません。新居の住所判定、5G・4G等のエリア、設置場所を確認し、移転後に主な利用時間で試します。電波不十分時の事業者独自手続や申出期間がある場合は、契約書面と移転案内を確認し、接続できない状態と問い合わせ履歴を残します。

7. 新居で開通を確認し、関連サービスまで締める

工事・住所変更後は、回線機器、ルーター、PCを公式手順で接続し、有線とWi-Fi、各部屋、主な時間帯で確認します。固定電話の発着信、テレビ、メール、VPN、見守り機器等も対象です。開通日、機器ランプ、速度、エラーを記録し、不具合は工事会社の個人連絡先ではなく契約事業者の公式窓口へ申告します。

携帯電話とのセット割、請求先、緊急連絡先、会員ID、登録メール、固定電話番号、オプションの再設定を確認します。旧回線の最終請求と新回線の初回請求を照合し、工事費・割引の開始月も確認します。受付メール、工事完了書、返却伝票は、少なくとも最終精算と返却確認が終わるまで保管します。

  • インターネット、有線・Wi-Fi、主な部屋
  • 固定電話、テレビ、VPN、家電等の付加利用
  • セット割、登録住所、請求先、会員情報
  • 旧回線の最終請求と新回線の初回請求