1. MNPで引き継げるものを限定して理解する

MNPは、携帯電話会社を変更しても対象の携帯電話番号を引き継ぐ制度です。政府広報は、MNPで乗り換えられるのは電話番号であり、携帯会社が発行するメールアドレス、ポイント、家族割等は別に確認が必要と案内しています。端末、写真、連絡先、アプリ、留守番電話のメッセージ、キャリア決済が自動的に移る制度ではありません。

MNPワンストップは、移転元と移転先が対応し、対象となるウェブ手続きを行う場合に、従来のMNP予約番号を事前取得せず移転先から進められる方式です。店頭、法人・特殊な契約、既に予約番号を取得した場合、セット契約など、ワンストップを利用できないケースがあります。「対応事業者だから常に予約番号不要」と決めず、サービス名と申込経路を確認します。

2. 移転元・移転先の対応状況を最新一覧で確認する

対応状況は、申込日に移転先の公式MNPページと最新の対応事業者一覧で確認します。ドコモが公開する一覧は、2026年3月17日時点でMNO、サブブランド、オンライン専用プラン、複数のMVNO等を掲載していますが、一覧の日付以後に追加・変更される可能性があります。似た会社名ではなく、現在契約している正式なサービス名を請求書やマイページで照合します。

IIJmioも、移転元が対応していてもセット申込み等の契約内容によってワンストップを利用できず、予約番号が必要な場合があると案内しています。移転先の店頭ではワンストップ対象外となる場合もあります。申込画面で移転元サービスが選択できない、エラーが解消しないときは、何度も新規申込みを重ねず、移転先の公式窓口へ確認します。

  • 移転元の会社名ではなく正式なサービス名
  • 移転先の商品とウェブ・店頭等の申込経路
  • 個人・法人、単独・セット等の契約区分
  • 既にMNP予約番号を発行しているか

3. 名義・本人確認・ログイン情報をそろえる

移転元の契約者名義、氏名表記、生年月日、住所、電話番号をマイページで確認し、移転先の申込情報と本人確認書類を一致させます。ドコモは、MNPでは移転元と移転先の契約者が同一であることが原則と案内しています。家族名義、結婚等による氏名変更、住所変更が未反映なら、どちらの会社でどの順に変更するかを事前に確認します。

ワンストップでは途中で移転元のマイページへ遷移し、ログインや解約重要事項の確認を行います。移転元ID・パスワード、二段階認証を受け取れる端末・メール、移転先の本人確認書類、指定された支払方法、連絡用メール、安定したインターネット接続を準備します。

Webの本人確認では、公的個人認証(JPKI)や本人確認書類のICチップ読取りを使い、指定アプリへ移る事業者があります。NFC対応端末、暗証番号、ICチップ内の住所を事前に確認し、手続きは公式サイト・公式アプリから開始します。その公式案内で指定された画面・アプリ以外へ本人確認情報や認証コードを入力せず、第三者に操作を任せないでください。

4. 移転先の公式サイトから申込みを開始する

ワンストップでは移転先の公式申込画面で、MNP、ワンストップ、移転元サービスを選びます。案内に従って移転元サイトへ移動し、ログインして解約に関する重要事項を確認した後、移転先へ戻って申込みを完了します。政府広報も、回線が切り替わると移転元契約が自動で解約される流れを案内しています。別タブを閉じる、ブラウザの戻る操作を繰り返すなどで状態が不明になったら受付状況を確認します。

受付完了メール、申込番号、選択したプラン・SIM種別・端末、本人確認状況を保存します。ワンストップ手続きには期限が設けられ、完了しなければ申込みが取消しとなる場合や、期限到来で自動開通する場合があります。具体的な期限は移転先の商品ごとに確認し、SIM配送や端末到着を考慮して、長期不在や重要な連絡の直前を避けます。

  • 検索広告ではなく移転先の公式サイト・公式アプリから開始
  • MNP、新規番号、番号移行を取り違えない
  • 申込番号、期限、本人確認結果、配送予定を保存
  • 重複申込みを避け、進捗は公式マイページで確認

5. SIM・端末を準備してから回線を切り替える

SIMカード、eSIM対応端末、必要なAPN手順、Wi-Fi、充電、公式設定ページを準備してから開通操作をします。楽天モバイルも、MNP開通手続きが完了すると元の会社の回線が利用できなくなるため、利用する製品とSIMを手元に用意するよう案内しています。eSIMは端末対応、EID、プロファイル発行、Wi-Fi等が必要な場合があります。

開通受付時間と完了見込みは事業者で異なり、夜間の操作が翌日扱いになることもあります。切替中は一時的に通話・SMS・データが使えない可能性を考え、重要な連絡、決済、移動の直前を避けます。自動開通日時が定められている場合もあるため、利用者が操作しなければ旧回線が無期限に続くとは考えません。

6. 電話番号以外の契約・データを個別に移す

キャリアメール、ポイント、キャリア決済、会員ランク、家族・固定回線割引、コンテンツ、端末保証、留守番電話は、MNPとは別に継続・解約条件を確認します。メール持ち運び等の制度があっても、申込期限や有料条件があります。端末の分割払いはMNP後も残ることがあり、残る家族や固定回線の料金が上がる可能性もあります。

写真、連絡先、メッセージ、認証アプリ、交通・決済アプリ、金融機関、SNSは各サービスの公式移行手順を使います。SMS認証に電話番号を使うサービスは、新回線で受信できることを確認します。MNPは電話番号を維持しますが、事業者変更直後に一部サービスの再認証が求められる場合もあるため、回復コードや本人確認方法を準備します。

  • キャリアメールと持ち運び申込期限
  • ポイント、決済、会員ID、家族・固定回線割引
  • 端末残債、保証、別会社提供のコンテンツ
  • 写真・連絡先・認証アプリ等の端末データ

7. 開通後に通話・請求・旧契約終了を確認する

新回線で、発着信、SMS送受信、モバイルデータ、必要ならテザリング、留守番電話、緊急通報対応の設定を公式手順に沿って確認します。緊急通報先へ試験発信はせず、事業者のテスト番号や通常の相手先を利用してください。端末画面の電話番号、契約プラン、オプション、データ残量をマイページで確認します。

移転元マイページや最終請求で、MNP成立日、回線の終了、解約月料金、残る端末代・オプション・メール等を確認します。移転先は、初期費用、月額、割引、通話オプションが申込内容と一致するかを初回請求で照合します。番号が使えない、二重請求に見える、申込みが止まっている場合は、受付番号と画面を示して両社の公式窓口へ確認し、自己判断でSIMを再発行・削除しないでください。